こだわり|山口県防府駅近くのイタリアンレストラン「良’s」

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イタリアン食堂 良`s 店長 石村良登

始めまして、山口県防府市で「イタリアン食堂 良‘s(りょうず)」の店長とシェフを任されている、石村良登(いしむらりょうと)と申します。

僕は、創業昭和32年から続く「ホテルあけぼの」(旧旅館あけぼの壮)の跡取り息子として、1979年1月13日に生まれました。

高校の卒業を目前に控えた当時の僕は、特に目標も無く、勉強も好きではなかったため、何をして良いのか解りませんでした。そんな時、「ホテルあけぼの」の社長である父親から「イタリアンレストランに料理の勉強に行ってこい」と言われたのです。

そして、父から広島のイタリアンレストランを紹介され、そこに就職が決まったのです。

料理人になるはずだったのですが・・・。

それから、高校卒業と同時に地元を離れ、料理人になるために広島に移り住む事になりました。しかし、出社当日、イタリアンレストランで渡されたものは、「コックコート」ではなく、ソムリエのするような「黒いエプロン」だったのです。

つまり、僕はコックとしてではなく、ウエイターとして雇われる事なっていたのです。僕は、出社初日から何が何だか分からなくなり、頭が真っ白になってしまいました。

ただ、イタリアンレストランの社長が父の知り合いという事もあり、逃げ出す事も出来ず、辛抱するしかなかったのです。それから、ウエイターとしての生活が始まったのですが、特にやりがいも見いだせずに次第に生活が乱れていくのでした。
さらに、頂いた給料をほとんど使っていたため、生活もままならなくなってしまいました。

若気の至りからか
イタリアン食堂 良`s

ウエイターという立場上、接客するのが仕事です。それにも関わらず、社会人として意識の低かった私は、髪の毛を茶色に染めたり、毎日お酒を朝まで飲み、お酒の臭いを漂わせながら、仕事をしていました。

そんな未熟過ぎる私でしたが、仕事にも慣れていくにつれ、お客様が自分の接客に喜んでいただける事が解り、嬉しくなっていったのです。

そして、広島に出てきてから3年が経とうとしていた頃の事です。広島に来て、何も成長出来ていない事に気付いた私は、お酒を控えるようにして、接客の本などを読んで勉強をし始めました。

この時の私の心境は、「誰も認めてくれないのだったら、自分で自分の事を認められるぐらい勉強して、自分の納得のいく接客をしてやろう」というものでした。

すると、お客様が自分の接客に喜んで頂けた事が解り、嬉しくなっていったのです。そこで、「一生懸命やれば認めてもらえる」と思い、さらに奮起しました。

それから、上司や同僚から次第に認めて貰えるようになっていったのです。しかも、厨房からもお呼びが掛かり、調理の仕事もやらせて貰えるようになっていきました。

過ぎたるは及ばざるが如しです。

しかし、一方で、勘違いをしてしまい始めたのです。それは、お客様をはじめ、上司や同僚に認められたくて、接客やサービスの勉強をしてきたはずだったのですが、ひときわ抜きん出たサービスばかりしてしまったため、周りが着いていけなくなってしまっていたのです。

その事に対して、上司や同僚からは、「お店のスタイルとサービスが合ってない」といったことや「1人で動かずに、私たちにも相談してほしい」などと言われるようなっていました。今にして思えば、行き過ぎたサービスでお店の中を混乱させていたのだと感じています。

そして、この頃の私は、「最高のサービスをして何が悪い」などと想いあがった考え方をしていたため、何が正しくて、何が間違っているかなんて解らなくなっていたのです。

自分の非力さを痛感した瞬間でした。
イタリアン食堂 良`s

そんな時に外人のお客様がご来店してくださったのです。私は、接客に自信があったので、その外国のお客様の元に近づき話しかけてみました。ところが、日本語が全く通じなかったのです。

中学、高校と全く勉強していなかった私は、英語が喋れず途方にくれました。そして、その事がきっかけで自信を無くしていったのです。さらに、私の独りよがりのせいで上司や同僚との人間関係にも亀裂が入り、退職する事になりました。

それで、実家に戻り、父親のホテルの仕事を手伝い始めたのです。しかし、父親に対して、私は自分の意見や不満ばかりをぶつけていました。一方、そんな私の事を父は、一切怒る事はせず、むしろ笑って許してくれていたのです。

それに甘えるかのように今度は、海外に出たいと思うようになっていきました。なぜなら、イタリアンレストランでの自分自身の語学力の無さと、その時の悔しさだけが心の中にいつまでも残っていたからです。ですから、どうしても、それを克服したかったのです

海外に出る決心をしました。
イタリアン食堂 良`s

実家に戻り2年が過ぎようとしていた、ある日の事です。ついに僕は、海外に出る決心をしました。まず、タイ経由でイタリアに渡りました。何故、イタリアかといいますと、「現地で食べるイタリアン」と「日本で食べるイタリアン」の違いというものを体感してみたかったからです。

それから、「海外の美味しいモノを食べ歩きたい」という目的でもあったのです。

そして、イタリア、ドイツ、オランダ、ベルギーの順に周り、美味しいものを食べ歩きながら、気付いたことがあります。それは、「今まで自分のしてきた事がいかに小さい事だったか」と、恥ずかしく思えてきたのです。

広島の店をやめる少し前に「最高のサービスをして何が悪い」という自分の思いあがりだけで人に迷惑をかけていたことに気づいたのです。

さらに、学んだことを独り占めして、それで結果を出していい気になっていたのだということ、学んだことやお店にとってプラスになることは、スタッフや上司と情報共有をして、みんなで一致団結したサービスをすればよかったのだと気づいたのです。

この想いが、もっと前から僕の心の中に芽生えていれば、「イタリアンレストランでの人間関係も上手く出来たのかな」なんて思ったのです。それに、僕がどんなに不満や意見をぶつけても、笑って許してくれていた、父親の偉大さが本当に身に染みました。

予期せぬ事で、突然の帰国を迫られました。

日本を出て、2か月が経とうとしていた時の事です。それは、「お父さんが病気になり、倒れたので、帰ってこい」との実家からの突然の電話でした。ものすごく不安に思った僕は、すぐに帰国の準備を始めました。

イタリアン食堂 良`s

そして、帰国してみると父親は、病院に入院しているものの命に別状ないという事でしたから安心しました。これから、一緒に仕事をして今度こそ、父親をサポートしたいと思っていた時の出来事でしたから、本当に胸をなでおろしました。

その後、僕は、「ホテルあけぼの」の食堂で、父と一緒に軽食のランチを始めました。父が作る、「天然酵母パン」や「玄米定食」、それに加え、僕の作る「パスタ」をメインとしたお店です。

僕がイタリアを旅して解った事なのですが、「パスタ」とは、イタリアの郷土料理で、どの家庭でも「お母さん」が作ってくれるような温もりがありました。ですから、僕は、高級イタリアンというイメージではなく、家庭料理のような温もりのある「パスタ」を提供したかったのです。

僕は、この「パスタ」を提供していく中で、食事をされたお客様が本当に幸せそうな顔をして、帰っていくのを見て思ったのです。

それは、「本格的なイタリアンレストランをやりたい」という事でした。

しかし、これまでの経験から飲食を経営の前面に出す自信はありませんでしたが、家族で話し合い、食堂を拡張して飲食部門に力を入れることにしました。

しかも、先ほども申し上げましたが、高級イタリアンではなく、「イタリアのお母さんが作るような温もりのある本格イタリアン」というお店にしたかったのです。

そんな思いから「イタリアン食堂 良`s」をオープンしたのです。
イタリアン食堂 良`s

2010年、「ホテルあけぼの」の1階で大規模な改装工事が行われ、そして、その年の12月1日に「イタリアン食堂 良`s」がオープンしたのです。

しかし、オープンしてしばらくは、「イタリアンという高級業態になってしまったと勘違いされた、お客様が遠のいてしまったり」、「前のランチの方が良かった」など、お客様になかなか受け入れて貰えず、「やっぱり、ダメだったのかな」そんな言葉がつい出てしまい、毎晩泣いていたのを、今でも鮮明に覚えています。

そんな時、カフェの時から来てくださっているお客様の応援やオープンに向けていろいろアドバイスしてくださった皆さんが励ましてくださったり、お客様からの「美味しいよ」「雰囲気がいいね」「また来ますね」の声が私の力となり「もう少し、がんばってみよう」と思い辛抱しました。

すると、少しずつですが「パスタ」好きのお客様にご来店頂けるようになっていったのです。

それからというもの、僕は、お客様に「どうすれば、もっとイタリアンを好きになって貰えるのか」そして、「どんな、おもてなしをしたらお客様に喜んで頂けるか」という事について考えていました。

そして、そんなある日の事です。子ども連れのお母さんがご来店くださいました。
しかし、席に着いたもののお子様がいつ大騒ぎするか心配な様子でした。
そこで、陰で見ていた私の母が、子連れのお母さんに「宜しければ、こちらの別室でお食事も出来ますが、どういたしましょうか。」と聞いてみました。すると、そのお母さんは、「それでは、お願い致します。」という事で別室にご案内しました。

そして、帰る頃には、満面の笑みで「ありがとうございました。助かりました。」言って帰られました。それから、しばらくして、1通の手紙が届きました。

それは、先日、ご来店された子ども連れのお母さんからの手紙で「大事にしてくれて、ありがとう。周りを気にする事なく食事が出来る、こんなに素敵な場所があるなんて思いませんでした。是非、またお伺いしたいと思います。」という内容でした。
僕は、この手紙を読んだ瞬間、涙が出ました。

日常生活の中に「心の豊かさを」提供できる場所に
イタリアン食堂 良`s

子ども連れのお母さんは、外食するのに、とても気を遣うと思います。なぜなら、周囲の他のお客様にご迷惑を掛けてしまうかもしれないという不安があるからです。

そこで、わずか一日一組ですが、そんなお母さんでも安心して、お食事して頂けるようにホテルの和室の1室を貸切りにして、周囲の他のお客様に気兼ねなく、お食事をして頂けるように配慮をしています。このサービスを始めてから、多くの女性が外食に対して、こんなに悩み抱えているかと気付かされました。

飲食店での滞在時間というのは、本当に限られていると思います。ですから、良‘sでは、単にお食事をお楽しみ頂くだけでなく、あなたの笑顔と明日の活力となる「心の休息」の場所になれるような、お店づくり目指しています。

まだまだ、経験不足の僕ですが、この仕事を続けること、僕ができることをすることで、「1人でも多くのお客様を笑顔になって貰いたい」、そして、幸せが波紋のように広がりる、それが私の使命だと感じています。

もし、あなたが良‘Sのお料理や雰囲気で“少しだけどハッピーだなぁ~”と思っていただけたとしたら、それは良’sの良さが、皆さんの心に届いたからだと思います。

また、良‘sに遊びにいらしてください。

ここまで、読んでいただきありがとうございました。

イタリアン食堂 良`s 店長 石村良登


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店舗基本情報
イタリアン食堂 良's 防府駅天神口から徒歩3分

防府駅天神口から徒歩3分

〒747-0037 山口県防府市八王子1-24-29 ホテルあけぼの 1F

Tel 0835-22-1270 Fax 0838-22-2078
営業時間
ランチ
11:30~15:00(LO14:00)
ディナー
18:00~22:00(LO21:00)
定休日
毎週水曜日・第3火曜日

平均単価 ランチ980円~ ディナー1200円~
席数 27席 / カウンター 7席 テーブル 20席
個室 有り  但し、一日一組限定小さなお子様連れママ友のみ(最大人数大人6人まで) (日、祭日使用不可)
貸切 有り 18人~25人
駐車場 有り(昼10台 夜15台)
禁煙席の有無 店内禁煙   喫煙スペース有